iPhone「裏口」 日系企業伝授 ロック解除でFBIに 悪用の懸念も
昨年12月に米カリフォルニア州で起きた銃乱射テロで容疑者が使っていたアップルの「iPhone(アイフォーン)」のロック機能解除をめぐり、イスラエルにある日本企業の子会社が解除方法を米連邦捜査局(FBI)に伝授したと、ロイター通信など米メディアが一斉に伝えた。FBIの解除要求をアップルが個人情報保護を理由に拒否し訴訟となっていた。この子会社はスマートフォンなどのデータ解析で高い技術を誇り、これまでも各国の捜査当局や軍に協力してきた。ただ、米人権団体から、その技術が当局による不当な個人情報収集に悪用されるとの懸念が示されたこともあり、今後議論となりそうだ。