ラストエンペラーの弟の筆跡が復活 ドラマチックな偶然の出会いきっかけに
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の実弟、溥傑の毛筆が今春にも、書体デザイン(フォント)「相依為命体(そうい・いめいたい)」としてよみがえる。溥傑は流れるような書体が特徴の書家として知られ、文字の独特の美しさに惚れ込んだ大阪市のシステム会社などが書家、香蘭さんと共同開発した。CD-ROMなどを購入してパソコンにインストールすると、溥傑の毛筆で手紙などを書くことができる。数奇な運命をたどったラストエンペラーの弟の筆跡の復活も、ドラマチックな偶然の出会いがきっかけだった。