【埼玉発 輝く】氷川ブリュワリー 元技術者、ビール醸造で街を活性化
小規模な醸造所で既存製品にはない個性を生み出す「クラフトビール」。さいたま市では初となるその工房「氷川ブリュワリー」が同大宮区にオープンしたのは2年前だ。併設するパブ「氷川の杜」も切り盛りするオーナー、菊池俊秀さん(60)は以前、光学機器メーカー、ニコンの生産技術部門の技術者だった。「ものづくりという意味で、技術者の仕事と醸造は同じ」と話す菊池さんが目指すのは、地域に根差したクラフトビールづくりで「街を活性化し、自分の街を自慢できるようにすること」だという。