ソフトバンク戦略見直し「ポスト孫」白紙 カリスマ経営者の後任どうなる
22日の株主総会で退任したソフトバンクグループのニケシュ・アローラ副社長は、出身国のインドを中心に、アジアなどでのインターネット企業への投資で成果を挙げていた。年内に設立する予定の海外事業統括会社のトップに就任する予定で、同社にとって痛手だ。海外での本格展開により成長の新しい段階に入るとした「ソフトバンク2.0」という戦略も、一部で見直しを迫られそうだ。また、数年後には「カリスマ経営者」である孫正義社長の後継者問題も浮上しかねない。