三菱自、91年から法令を無視 燃費不正 国交省が全車種の確認指示
三菱自動車は26日、燃費データ不正問題についての調査内容を国土交通省に報告し、1991年から約25年間にわたり、法令と異なる不正な試験方法で燃費データを計測していたと発表した。2013年に生産を始めた軽自動車4車種では、他社との競争で燃費目標を5回にわたり引き上げていたほか、目標に合わせる形でデータを机上で算出したケースもあった。相川哲郎社長は「会社の存続に関わる大きな事案だ」と述べた。国交省は三菱自動車に全車種について改竄(かいざん)の有無を確認するよう求めた。