【観光需要を取り込め グランビスタの新たな一手】(1)
フジ・メディア・ホールディングス(FMH)傘下のサンケイビルが、グランビスタホテル&リゾートの株式を取得して、24日で半年を迎える。グランビスタは札幌グランドホテルや鴨川シーワールド(千葉県)など各地の名門ホテルや観光施設を保有している。訪日外国人の数は急ピッチで増大しており、観光関連市場は、日本の一大産業へと発展するのは必至。半年が経過したのを機に、今後の事業戦略の真価が一段と問われている。グランビスタの須田貞則社長は「FMHとの連携による相乗効果を発揮し、人・地域とのつながりを重視したホテルを立ち上げて、新たな成長戦略を目指す」と力説する。