【電力考】三菱重工、アレバ出資に潜む中国リスク 山崎康志・ジャーナリスト
「外堀は埋められた」。そんな不安の声が三菱重工業からは聞こえてくる。安倍晋三首相は10月5日、来日したフランスのバルス首相と会談し、日仏の原子力協力の推進に合意した。その上でバルス首相から経営再建中の同国の原子力大手、アレバグループへの三菱重工の出資が強く要請されたからだ。経済産業省も当然のことのように出資を促している。
「外堀は埋められた」。そんな不安の声が三菱重工業からは聞こえてくる。安倍晋三首相は10月5日、来日したフランスのバルス首相と会談し、日仏の原子力協力の推進に合意した。その上でバルス首相から経営再建中の同国の原子力大手、アレバグループへの三菱重工の出資が強く要請されたからだ。経済産業省も当然のことのように出資を促している。