ネットと実店舗“融合” セブン&アイなど、利便性高めアマゾンに対抗
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、インターネット通販で購入した商品を近隣のコンビニエンスストア「セブン-イレブン」などの店頭で受け取りや返品が可能となるサービスを11月から本格化する。実際の店舗で商品を下見して、ネットで購入する消費者が増える中、サービス利用の増加が見込めると判断しているためだ。百貨店や家電量販店に加え、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングも同様の取り組みを強化しようとする。各社とも、実店舗を持つ強みを最大限に発揮して、ネット通販大手の米アマゾンへの顧客流出を防ぎたい考えだ。