米大統領選　トランプ氏優位、本当？　時代遅れの世論調査に疑心暗鬼

　共和党は不動産王のドナルド・トランプ氏が独走、民主党はクリントン前国務長官が失速－。来年の米大統領選に向けた党候補指名レースが予想外の展開をみせるなか、世論調査の信頼性に対する疑念が再び頭をもたげている。固定電話にかけるという時代遅れの調査方法や、回答者数の少なさに起因する変動の大きさなどが不信の要因だ。実際、ギリシャや英国など他国で投票結果が事前予想を覆す事例が相次いでおり、投資家も疑心暗鬼にとらわれている。