就活新日程に批判の声強まる 8月前に選考する「抜け駆け」多かった?
2016年春卒業の大学生・大学院生の就職活動が10月1日の内定式に向け、大詰めを迎えている。就職情報会社リクルートキャリアが28日発表した、9月1日時点での大学生の内々定率は78.1%と高水準だった。その一方で、政府の要請を受けて経団連が前年より4カ月後倒しし、面接などの選考開始解禁を8月1日とした新日程に対して、企業や学生、大学から批判の声が強まっている。経団連の榊原定征会長は28日の会見で「来年の日程変更も選択肢としてある」と語り見直しを進める方針を示した。