【This Week】
東芝は30日に千葉市の幕張メッセで開く臨時株主総会で、不正会計問題や企業統治の強化策を株主に説明する。会計問題の影響などで東芝の2015年3月期の連結純損益は378億円の赤字に転落した。株主からは早期の業績回復や、企業統治の実効性の確保を求める意見が相次ぎそうだ。東芝は会計問題の影響で、6月の定時株主総会までに15年3月期決算を確定できなかった。会計問題に伴い、09年3月期から14年4~12月期までの下方修正額は純損益で計1552億円に達した。15年4~6月期も家電など多くの事業で収益力が改善せず、122億円の純損失を計上しており、株価は低迷している。配当も見送られており、株主の不満が噴出す…