消費者物価、28カ月ぶり下落 8月マイナス0.1% 追加緩和で日銀板挟み
総務省が25日発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、原油安でエネルギー価格が落ち込んだため、前年同月比0.1%低下した。物価のマイナスは日銀が大規模金融緩和を始めた2013年4月以来2年4カ月ぶり。市場では追加金融緩和の期待が強まるが、政府は消費抑制につながる物価の急上昇を牽制(けんせい)し始めた。日銀は市場と政府の“板挟み”に陥り、手足を縛られつつある。
総務省が25日発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、原油安でエネルギー価格が落ち込んだため、前年同月比0.1%低下した。物価のマイナスは日銀が大規模金融緩和を始めた2013年4月以来2年4カ月ぶり。市場では追加金融緩和の期待が強まるが、政府は消費抑制につながる物価の急上昇を牽制(けんせい)し始めた。日銀は市場と政府の“板挟み”に陥り、手足を縛られつつある。