エジプト富豪「難民国」構想 無人島購入、ギリシャなどに提案へ
シリアなどからの難民や移民が欧州に殺到している問題で、エジプトの大富豪、ナギブ・サウィリス氏(61)が、ギリシャやイタリア沖の無人島を個人的に購入し、そこに難民らを受け入れて新しい共同体を作ってもらおうという構想を打ち上げた。2日にはトルコ南西部からギリシャの島に向けて家族とともに粗末なゴムボートで出航したシリア難民の3歳男児がボートの沈没で溺死、遺体がトルコの浜辺に打ち上げられた写真が世界中に配信され、大きな衝撃を与えたばかり。サウィリス氏は「難民問題は一刻の猶予も許さない待ったなしの状態だ。だれかが今すぐ行動を起こさなくてはならない」とメディアに力説した。