「飛び石」を打たずに企業を「ガジュマルの木」に 稲盛和夫と“火の玉集団”が成功させたド迫力の新事業展開 - ニュース・経営
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20代で京セラを創業、50代で第二電電企画(現KDDI)を設立して通信自由化へ挑戦し、80歳を目前に日本航空の再生に挑んだ稲盛和夫氏。いくつもの企業を劇的に成長・変革し続けてきたイメージのある稲盛氏だが、京セラで長らく稲盛氏のスタッフを務めた鹿児島大学稲盛アカデミー客員教授の粕谷昌志氏は、「大変革」を必要としないことこそが稲盛経営の真髄だという。本連載では粕谷氏が、京セラの転機となる数々のエピソードとともに稲盛流の「経営」と「変革」について解説する。
今回は、京セラが異分野の新規事業を一気に展開し、事業構造をどう変革したかに迫る。新規事業は時に企業の命運を左右するが、稲盛氏はどのように成功へと導き、安全かつ着実に組織を成長させたのか?