耳の聴こえない女性がはじめて「ラフマニノフ」を「感じた」とき…マンガ『私たちが目を澄ますとき、』が描く、聴こえない世界の“音楽”
現在、日本に身体障害者手帳を持つ聴覚・言語障害者は37.9万人と推計されている。言葉を音で覚える機会がなかったろう者は、音声での会話ができない人が多い。漫画『私たちが目を澄ますとき、』の主人公・大川芙美子も幼少期に完全に聴力を失い、声で話すことができないろう者。音声に代わる主なコミュニケーションの方法は手話と筆談だ。