当選1回で首相を目指す「恐怖」を乗り越え…立憲民主党は「オッサン政治」に終止符を打てるのか【吉田はるみ議員に直撃取材】
9月に自民党総裁選、立憲民主党代表選が迫っている。立憲民主党の代表選には、枝野幸男前代表や、野田佳彦元総理大臣など、ベテラン議員が名乗りを上げている。そうした中で、わずか当選回数1回の1期生でありながら出馬の意欲を示したのが吉田はるみ衆議院議員である(取材当時)。イギリスのバーミンガム大学院を修了し、小川敏夫の政務秘書官や政務会長補佐などを歴任。2021年の衆議院議員選挙では、石原慎太郎氏の息子であり、自民党の元幹事長の石原伸晃元経済再生担当大臣を破って初当選し、立憲民主党に新たな風を吹き込んだ。そうした経歴を持ちながらも、現時点では推薦人20人が集まるか瀬戸際の状況だ。その背景には、政治家「1期生」だからこその葛藤があるようだ。