いまも残る“フェイク”の影響 処理水放出から1年
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東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海洋放出が始まって1年がたった。中国や韓国が激しく反発するなか、初めての放出が行われた去年8月には、科学的根拠に基づかず処理水は危険だとするフェイクや真偽不明な情報がSNS上で拡散した。あれから1年、人々の関心が薄らぎつつあるものの、処理水をめぐるフェイクなどの影響がいまも根強く残っている実態が見えてきた。さらにデータを分析すると、そうした言説が拡散するメカニズムがみえてきた。(メディアイノベーションセンター 斉藤直哉)