天皇三代の素顔を知る側近が、「大正天皇」を最も評価していた理由
まもなく平成が終わる。その節目の年に、元宮中側近の坊城俊良による手記『宮中五十年』が復刊された。明治・大正・昭和三代の天皇の人間性に間近で触れた彼の述懐は、自らの意思で「おことば」を発し生前退位を決めた今上天皇の心中、そして今まさに大きく変わろうとしている「天皇制」を考えるための、重要なヒントとなる。古今の「皇后」から、天皇制の本質に迫った大著『皇后考』でも知られる原武史氏が、本書に込められた坊城の想いを読み解いた。
